


オモニューレクサ プラス
オモニューレクサ プラス とは
オモニューレクサ プラスは、亜脱臼になりやすい脳卒中後の肩関節を懸垂するための装具です。
上腕骨頭を求心位に保ち、痛みの発生を防ぐことが期待できます。
肘関節の拘縮や廃用を防ぐだけでなく、歩容の改善や立ち上がり動作の安定が期待できます。
そのため、早期にリハビリを開始することが可能になります。
これらの効果を発揮するためには、正しく装着することが重要です。
装着時の姿位
前腕カフを連結し、引き上げることで上腕骨頭を関節窩へ引き寄せます。
これにより肩関節構成体への負担が軽減されます。
装着肢を、下記の姿位に保持する構造になっています。
✓肩関節外旋位
✓肘関節軽度屈曲位
✓前腕回外位
そのため自然肢位の保持(不良肢位/動作の改善)、歩行訓練時の体幹の安定効果が期待されています。

肩関節位置の改善
オモニューレクサ プラスを装着することで、上腕骨頭の位置が改善された様子が確認できます。
上腕骨頭の位置をレントゲン写真
左:非装着時
右:装着時

姿勢の安定と歩容の改善
早期リハビリを開始したユーザーは装着効果が分かりにくいことがありますが、それを支える介助者(セラピスト)の多くは、上肢がぶれすぎることなく歩行訓練を行うことができるという評価されます。
またユーザーにとっても、肩関節がしっかりとサポートされることで歩行に集中しやすくなります。
さらに前腕カフを連結することにより上肢の自然な肢位が得られるため、歩行時の過度な腕の振れが抑えられ、姿勢が安定し、歩容の改善が期待されます。
使い方動画
オモニューレクサの効果を正しく発揮するためには、正しい装着が重要なポイントです。
装着ポイントを詳しく知っていただくために、勉強会を行っています。ページ最後の申込リンクより、お気軽にご連絡ください。
PO向けHow to use オモニューレクサ プラス
医療従事者向け 装着ガイド
オモニューレクサ プラスは亜脱臼を防ぐ目的でも急性期に装着して欲しい製品です。その頃装着する場合基本的には機序装着となりますが、その介助者によってオモニューレクサの効果は左右されます。身体機能を最大限に引き出すために、医療従事者向けに説明しています。
クリニカルリサーチ
クリニカルリサーチのサマリー(日本語訳)をご覧いただけます。
義肢装具の分野におけるクリニカルリサーチおよびバイオメカニカルリサーチでは、安全性と性能に関して製品や治療法について研究を行っています。
オットーボック製品の多くは、既に世界を代表する病院や大学のいくつかで最高の品質基準を含むテストを受けています。
肩関節亜脱臼を改善する寝装具は歩行の対称性を改善する/Hesse S et al. 2013
オモニューレクサ プラス 文献サマリー
取扱い手引書
リハ施設向け勉強会
オモニューレクサ プラスを知っていただくために、正しく使用していただくために、オットーボックではオモニューレクサ プラスの勉強会をご提案しています。
オットーボックの開発背景や理論を理解いただいたあとに、試着しながらの装着経験をしていただきます。
実際に使用してみたいユーザーがいた際に、しっかり対応していただけるようになります。
*リハビリ施設向けの医療従事者対象の勉強会です。お申込み後、オットーボックよりご連絡いたします。