オットーボック膝継手を基礎から学ぶセミナー


積極的に参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
臨床経験が2年未満の方から10年以上の方まで幅広く参加いただきました。
参加者の皆様からの、嬉しいコメントの一部をご紹介します。
→ 義足の正しいアライメントでの組み立て方や、調整方法について、実践的に学ぶことができました
→ 分かっているつもりでしたが時間をかけて詳しく説明を受けることができて良かった
→ 構造を理解することで、どのように訓練、アドバイスをすれば良いかイメージがついた
→ 改めて基礎的な構造と使い方を学び直せたので勉強になった
→ ユーザーさんの生の使用感が聞けたのが良かった
復習編
セミナーでご紹介した内容、質問の多かった内容、関心度の高かった内容を『復習編』としてご案内します。
日常業務に是非ご活用ください。
【デフォルトスタンス】
基本設定が立脚モード(油圧抵抗が効いている状態)。
義足を振っても膝は曲がりません。膝は油圧抵抗を伴ってゆっくりと曲がります。そして条件を満たした時のみ遊脚相へ切替わる仕組みです。
確実にイールディングを効かせたい方、不意の膝折れを極力減らしたい方に有効です。
対象製品:3R85、オットーボックのコンピューター制御膝継手(GeniumX4、Kenevo、C-Leg4)
【デフォルトスウィング】
基本設定が遊脚モード(油圧抵抗が効いていない状態)。
義足を振ると膝は曲がります。荷重をかけた時のみイールディング機能を発揮します。
イールディング機能を自分でコントロールしたいユーザーにご愛用いただいています。
対象製品:3R80
【デフォルトスタンス】
基本設定が立脚モード(油圧抵抗が効いている状態)。
義足を振っても膝は曲がりません。膝は油圧抵抗を伴ってゆっくりと曲がります。そして条件を満たした時のみ遊脚相へ切替わる仕組みです。
確実にイールディングを効かせたい方、不意の膝折れを極力減らしたい方に有効です。
対象製品:3R85、オットーボックのコンピューター制御膝継手(GeniumX4、Kenevo、C-Leg4)
【デフォルトスウィング】
基本設定が遊脚モード(油圧抵抗が効いていない状態)。
義足を振ると膝は曲がります。荷重をかけた時のみイールディング機能を発揮します。
イールディング機能を自分でコントロールしたいユーザーにご愛用いただいています。
対象製品:3R80
アライメント基準線と膝軸の関係
セミナーで紹介した膝継手の、アライメント基準線に対する膝軸の位置:
3R106/3R106-PRO:0mm
3R60/3R60-PRO:0mm
3R85/3R80:0mm
他の膝継手については、義足総合カタログp.11に掲載されている情報をご覧ください。
➡ 義足総合カタログ

足部のアライメントポイント
① 足長の1/2から30㎜後方
② フットシェルのアライメントポイントに合わせる
対象足部:
1C50 - 1C59タレオファミリー
1C70エヴァント
1C10 / 1C11:テリオン

ピラミッド調整ネジを回転させると変化する角度一覧です。
下腿長が400mm程度の場合、1/2回転で足部の位置が約10mm変化します。アライメントを調整する際の参考にしてください。
*注意* 他社製品との組み合わせでは数値が変わります。
ネジの名称については、義足総合カタログp.70に掲載されています。
掲載されている名称でお問合せいただくとスムーズです。
➡ 義足総合カタログ

膝継手と足部の相性
膝継手と足部のモビリティグレード(MG)をあわせることは非常に重要です。
例えば、MG3-4の3R80に、MG1-2の足部を組み合わせてしまうと、膝継手の機能を十分に発揮させることが難しくなります。
それぞれの耐荷重を確認し、組み合わせることも重要なポイントです。
より詳しい情報は、義足総合カタログp.13-14に掲載されている情報をご覧ください。
➡ 義足総合カタログ
【MOBIS®モービス】1994年に発表された「オットーボック・クラス分けシステム」を進化させたものです。装着者が義足に対しより高い満足を得たいというニーズに焦点を絞っています。


3R106/3R106-PRO

3R60/3R60-PRO

3R85/3R80
体重の下限値:3R85 / 3R80
【3R85】下限45kg
遊脚相へ切替えるためには、伸展モーメントが重要です。
伸展モーメントを発揮するためには最低限の荷重が必要なため、体重の下限値が設定されています。
*足部との相性* 前足部が柔らかい場合、伸展モーメントが発揮されず遊脚相へ切替わりにくいことがあります。足部との相性も重要なポイントになります。
【3R80】下限55kg
イールディング機能を発揮するためには、しっかり荷重をかけることが重要です。そのため体重の下限値が設定されています。
<デモ機の活用>
採用にあたっては、試着用のデモ機をご活用ください。
義足総合カタログの各製品ページにも記載されています。
➡ 義足総合カタログ

体重の上限値:3R60 / 3R60-PRO
【3R60】体重制限 125kg
【3R60-PRO】体重制限 75kg
体重の上限値:3R106 / 3R106-PRO
【3R106】体重制限 100kg
【3R106-PRO】体重制限 125kg
EBSユニットの違い:立脚相制御
【3R60-PRO】
バウンシングの仕組みに油圧ユニットを採用しています。
歩行スピードの変化や、衝撃の大きさに応じて油圧抵抗が変化し、最適なクッション性と滑らかな動きを可能にします。
耐荷重:75kg
【3R60】
バンパーが圧縮することでバウンシングする仕組みです。
オイルを用いることで、バンパーだけでは出来ない滑らかな動きを実現しています。
日常的に重い荷物を持つことがある方は、3R60-EBSをご使用ください。
耐荷重:125kg

構造高さの違い
3R60-PROの方がコンパクトサイズで軽量です。またバウンシング機構の油圧ユニットによって、より滑らかな歩行が可能となります。体重が75kg以下の方は、3R60-PROをまず試してみてください。
【3R60-PRO】
実長:186mm
重さ:770g(ピラミッド仕様)
最大屈曲角度:150°
【3R60】
実長:207mm
重さ:845g(ピラミッド仕様)
最大屈曲角度:140°

3R106 伸展補助バネの交換
膝の伸展が強すぎて屈曲しにくい場合や、膝の伸展が早すぎて(強すぎて)、違和感がある場合などに交換して下さい。
<初期設定:強いバネ>
訓練初期はしっかり膝が伸展するように、強いバネを推奨します。
<伸展補助バネの交換>
→ 5mmの六角レンチを使用
キャップはプラスチック製です。ネジ山の破損に注意してください。
→ キャップ挿入時の注意点
真っすぐ挿入します。
引っ掛かりや、違和感があった場合は無理に押し込まず、再度確認して挿入してください。
→ 締める時の注意点
抵抗を感じたら、それ以上締めこまないでください。
締め具合で、抵抗は変わりません。

遊脚相への切替え要件
遊脚相への切替え要件は以下の2つです
✓ 膝継手の過伸展
✓ 直後に股関節を屈曲させる(義足を前方へ振る)
*注意* 足部の前足部が軟らかい場合、膝継手の過伸展を誘発させにくく、遊脚相へ切替わらないことがあります
3R106 / 3R106-PRO調整マニュアル
3R60 / 3R60-PRO調整マニュアル
3R80調整マニュアル
3R85調整マニュアル
3R85トレーニング
開催履歴
開催概要
開催概要
オットーボックの代表的な『機械式膝継手』を正しく安心して活用いただくための”基礎”&”実技”セミナー
✓ 基礎セミナー
膝継手の取り扱いに不安がある方、これから本格的に学びたい若手技術者の方が対象です
✓ 臨床に直結
各膝継手の特長、機能、作動原理、適応、調整方法、ベンチアライメントなど、講義と実技を通じて学べます
✓ 実践的
義足ユーザーにご協力をいただき、初期設定、正しい調整、誤った調整による試歩行を実際に観察
✓ 少人数のハンズオン
日頃感じている疑問や不安を解消しながら理解を深めていただけます
【対象】義肢装具士、義肢装具製作従事者
大腿義足の取扱い経験の少ない初心者から、復習を目的とした経験者まで幅広い方にご参加いただけます
【対象製品】
多軸空圧膝継手:3R106、3R106-PRO
バウンシング膝継手:3R60、3R60-PRO
イールディング膝継手:3R85、3R80
【募集人数】各会場 15名
【開催日・会場/協力】
1) 2026年4月25日(土):オットーボック・ジャパン / (協力) 西武学園医学技術専門学校
2) 2026年5月31日(日):中部リハビリテーション専門学校
3) 2026年6月27日(土):新潟医療福祉大学
4) 2026年7月11日(土):熊本総合医療リハビリテーション学院
5) 2026年8月22日(土):神戸医療福祉専門学校 三田校
6) 2026年8月29日(土):広島国際大学
7) 2026年10月3日(土):北海道科学大学
当日のスケジュール
12:45 受付開始
13:00 膝継手全体の概要、モビリティグレード等
13:30 ハンズオン➀
14:15 休憩・展示見学
14:30 ハンズオン②
15:15 休憩・展示見学
15:30 ハンズオン③
16:15 まとめ
参加者の皆さんには3グループに分かれていただき、各機能を45分ずつ順番に実践していきます。
対象製品
セミナー対象製品の調整マニュアル動画および資料をご覧いただけます














