SSCO_SCO
コンピューター制御KAFO
装具膝継手の種類
固定膝継手:一般に多く普及している。膝の筋力が弱く、膝折れが起きやすい状態のユーザーが膝を曲げられなくして歩行する。膝折れのリスクはないが、つま先をひきずらないように骨盤挙上や麻痺側の分回しなどをしながら歩行する必要がある。
オフセット膝継手:膝継手を膝関節軸より後方にして膝を曲げにくくしているもの。踵接地時には股関節伸展筋を収縮させ膝折れしないようにする必要があるので、使用できるのは特定のユーザーに限られる。
SCO:Stance phase Control Orthosesの略で、立脚期のみ制御している膝継手を指す。立脚期から遊脚期への切り替え時を判断してロックを解除するので、膝を曲げて歩くことができる。
SSCO:Stance and Swing phase Control Orthosesの略で、立脚期と遊脚期、つまりは歩行の全過程を制御してい膝継手を指す。2023年現在、装具製品のパーツとして販売されているSSCOはC-Braceのみである。C-Braceは内臓のコンピューターでセンシングし、遊脚期ー立脚期の切り替えではなく、その瞬間に必要な屈曲抵抗を調整することができる膝継手で膝を曲げながらの歩行はもちろん、階段やスロープも楽に歩くことができる。